≪イベント部からのご報告≫

『2013年度 第3回 西洋美術講座』開催報告


 6月23日(日)、ウィーン大学のブランドル紀子先生による「西洋美術講座:美術史博物館ご案内」全3回シリーズの最終回が行われ、15名ずつ2回に分け、合計30名ほどがご参加下さいました。今回は今年3月に10年ぶりにリオープンしたクンストカンマー(ウィーン美術収集室)をご案内。ハプスブルクの歴代皇帝や皇族が数百年かけて収集した、20 室にわたる計2100点以上の美術工芸品の数々は、ヨーロッパの各博物館や宮殿などで美しい調度品を見慣れてきた私たちの目にも、まばゆいばかりの豪華さで、「すごい!」「きれい!」と感動の声があちこちで聞かれました。かつて盗難に遭ったことでも知られる、このコレクションの目玉、「サリエラ」(塩入れ)の見事な美しさはひときわ目を引きますが、ブランドル先生が事前に厳選された35点はどれも見逃せない貴重なものばかりで、それらのご説明を伺いながらの鑑賞は大変勉強になりました。
 全3回にわたりご準備・ご案内と全てボランティアでお受け下さいましたブランドル先生、有難うございました。
 ご好評いただいた美術館訪問シリーズ、日本人会イベント部としましては、今後も続けて参りたいと思いますので、どうぞお楽しみに。